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『風しもの村 チェルノブイリ・スケッチ』原画展
未曾有の大震災と、人災と断言してもよい福島第一原発による放射能汚染の災禍に抗し、人々はたくましく再生への道を確実に歩みだした。
悲惨な渦中にあって、遡ること25年前のチェルノブイリ原発事故に取材した一冊の画文集が注目されている。
強い北風の影響で死の灰にみまわれ、立ち入り禁止区域とされ、地図の上では「廃墟の村」となった「風しもの村」チェチェルスク。事故から6年後、この汚染地区に戻った村人たちの暮らしがそこにはあった。 行政から「サマショーロ(わがままな人)」と呼ばれようと、放射能の危険があろうと村に戻った男たち、女たちの、つつましく、温かく、負けずに生きようとする逞しい面構えや立ち姿が描かれた畳一帖大の十数枚の絵と多くのスケッチがまとめられた、叙事詩のような衝撃的で壮大な絵巻『風しもの村 チェルノブイリ・スケッチ』がその本だ。
柳田邦男氏は「この作品集は原子力にまで手をつけてしまった現代文明のあり方に対するアンチテーゼといえるが、しかしそれは単なる悲惨さだけの提示ではない。放射能汚染という終末的状況に投げ込まれても『小さい単位の小さな暮しの営み』によって、再生の道を探り生き切ろうとする、土に生きる人間への讃歌なのだ」と跋に記している。 とはいえ「隣人が去っていって、私たちもさびしいが、町に行った人たちもさびしい」「私はこの地で生まれ、育ちました。ベトカ地区の住民のために頑張ります」という老女のつぶやきの持つ意味は重く、我々はいま、それにどう応えるべきなのか。 それは福島もチェルノブイリも変わることはない。
この畳一帖大の原画は下記要項にて展示されます。皆さまお誘い合わせの上、ぜひ会場へ足をお運び下さい。
【space・cafeポレポレ坐】 貝原浩作品展「ぼくの見たチェルノブイリ」
◆期間2011年4月19日〜5月1日 ◆営業時間:11:30〜21:00(日曜日は〜18:00)※月曜定休 ◆お問い合せ:03-3227-1405(ポレポレタイムス社) http://za.polepoletimes.jp/news/2011/03/201141951.html
【原爆の図 丸木美術館】 緊急開催「チェルノブイリから見えるもの」展』
◆期間2011年5月3日〜6月11日 ◆営業時間:9:00〜17:00 ※月曜定休(祝日にあたる場合は翌平日) ◆入館料:900円 ◆お問い合せ:0493-22-3266(原爆の図丸木美術館) http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2011/2011cherno.html
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